まず、そもそもFXとは?私の言葉で嚙み砕いて説明しますので、正確な言葉な定義とのズレがありますが、ご容赦ください。そして最後にFXの怖さについて、実体験と絡めながら語ります。
そもそもFXとは?
そもそもFXとは、為替取引のことです。
まず、USD/JPYを例に説明しますと、
買とは、日本円を売ってアメリカドルを買うという意味です。
下の例でいう、6月1日に95円で1ドルを買って、8月1日に100円で1ドルを売ると5円の利益になります。
売とは、アメリカドルを売って日本円を買うという意味です。
売はイマイチ、ピンと来ないかともいますが、考え過ぎてもしょうがないです(笑)
下の例で言いますと、8月1日に100円で1ドルを売って、10月1日に95円で1ドル買い戻すと5円の利益になります。
1ドルだとそれぞれ5円ですが、10ドルだと50円、1万ドルだと5万円ですね。
もし、為替取引で1万ドル(1万通貨)取引してたら、5万円の損益が生まれるわけです。
でも実際、1万通貨は1ドル100円だったとすると、1万ドル=100万円、つまり、100万円の日本円の現金がないと取引ができません。
そこで証拠金というものを取り入れて、1万通貨などの高額の取引をできるようにしたのがFXです。
また、ほとんどの業者は1万通貨のことを1lotと定義しています。
レバレッジとは、証拠金と引き換えに、実際に持っているお金以上の額を動かすことができる仕組みです。普通の為替取引とFXとの違いがこのレバレッジです。
本当の意味でのレバレッジというのは、少ない労力で多くの利益をもたらすというような意味です。
ハワイと日本のデュアルライフをしておられる、私も参考にしたい方もレバレッジに関するタイトルの本を出版しておられます。
まさにソラチカルートはレバレッジの効いたマイルの貯め方と言えます!
。。。話は戻りますが、10万円の証拠金をFX口座に入金しますと、10万円の25倍の250万円=25,000ドル(1ドル100円換算)までの取引をすることができます。
基本的には保持してても、マイナスのまま決済しない状態(含み損)で、ある条件を越えなければ、お金を没収することがありませんが、その25倍以上に相当する含み損を超えたとき、証拠金10万円は没収されてしまうという仕組みです。
それ以上は陸マイル活動としてFX案件をこなす分には不要な情報かと思います。
スワップは金利、スプレッドは手数料と考えたら良いです。
指値、逆指値、IFD、OCOなどまでは、FX案件をこなす分には説明する必要はないかなと思いますので割愛します。
FXの怖さ
忘れないでください、目的はマイルです。
欲が出て、さらに儲けようとして買や売を作らないようにしてください。
初めてのFXでプラスで取引を終えれた!それはビギナーズラックです。
FXは1lotの取引では、一瞬で1万円を損することも、利益になることも十分に有り得ます。
仮に1万円損したとしますと、先日紹介しましたFX案件は18,000ポイントでしたが、ポイントは10,000ポイント=10,000円の価値があるので、8,000ポイントの案件に成り下がってしまうことになります。非常にもったいないことです。
特にイギリスポンドやアフリカランドには絶対に手を出さない方がいいです。
絶対にのめり込まないこと!とFX案件のこなし方の記事で書いておきながら、私はFX案件に手を出して以来、今も実は取引してしまっています。
アフリカランド
イギリスポンド
で失敗をしてしまい、今必死で取り戻しているところです。
もう2万円利益出せば、元に戻りますが、酷い時は含み損18万円くらいでした。
イギリスポンドの怖さ
イギリスポンドは殺人通貨と言われ、1日で2円平気で動く、ボラティリティの大きな通貨です。
1日で20,000円の利益あるいは損失が出る通貨です。
最近ではたった1分で1円上がってます。
こちらをご覧ください。
2週間前の6/13は138.671円まで下がりました。ここからさらに下がると思って1万通貨売りを作った人は、138.671円からまた下がると信じて損切りしてなければ、6/28時点で65,000円以上マイナスになってしまいます。胃がキュルルと縮んでしまいそうですね。これが殺人通貨イギリスポンドです。
お恥ずかしながら私自身イギリスポンドで6万円の損切りをしたことがあります。
決済前は食欲なくなるほどの半端ない心理ストレスで、損切後はものすごい喪失感でした。1~2週間後に元の値まで戻った時は後悔しかなかったです。イギリスEU離脱選挙の直後のことでした。
ここ最近の1日で大きく動いたのは、イギリスEU離脱選挙ですね。
1日で27円の急降下です。
また、アメリカ大統領選日に122円で底打ちし、年末には148円まで上がり、2ヶ月の間でその差25円です。
リーマンショックのあった2008年、1月に223円だったのが、2009年118.83円
114円も下がりました。
長期保有はとても危険な通貨で、損切り設定をしないと痛い目に遭う通貨であることがよくわかりますね。
アフリカランドの怖さ
アフリカランドは1通貨8円台で、ボラティリティも小さい通貨です。
だから、いいやと気軽に約定してしまいがちです。スワップポイント目的で買を。
しかし、スプレッドが大きく、DMM FXを例にとると、1万通貨の買いや売りを作った時点で、-140円の損失から始まります。そこから0円になるまでものすごく時間がかかるかと思いきや突然大きく動いたりします。
大統領辞任や財務大臣更迭などで、1円の急降下が突然起きる通貨です。
2015年の12月にそのようなことが起き、調子乗って10万通貨ほど買を作って一晩明けて見たら、10万円の含み損。。。
くしくも私の誕生日で、とても素敵な誕生日プレゼントでしたT_T
最大でマイナス18万円近くまで行きましたね。
なお、この10万通貨以上のアフリカランドたちは、1年半かけてうまいことほぼ±0に近い状態ですべて決済しました。
また、アフリカランドはテクニカルが通用しないのも特徴です。動きがまったく読めません。
イギリスポンドと比べたら怖くないですが、アフリカランドはじわじわ来る怖さがあります。
イギリスポンドもアフリカランドもですが、プラスになるまで含み損抱えたままだと、仕事中も気が気でなくなります。
最後に
FX案件をこなしていくと、だんだんポイント付与条件の敷居の高い案件ばかりが残ります。もう最初から割り切って出さないのが賢明です。
欲を出さなければローリスクハイリターンなポイント案件なのがFX案件なのです。
ポイント獲得目的でここまでする方はあまりいないかと思いますが、最低20万円は入金して、ほぼ同時に売と買を1万通貨ずつ約定して、決済も一括決済してしまえば、リスクや損失は減ります。こういう方法で50万通貨というポイント付与条件をクリアするのもありかもしれませんが、自己責任です。
あと、指標発表時やロンドン時間と言われる16:00、ニューヨーク時間と言われる22:30あたりは、売買を作らないほうが良いです。あと中国の10:30あたりも。指標発表のタイミングは各FX業者のお知らせなどに表示されてると思います。毎月初め最初の金曜日の晩のアメリカ雇用統計の間も取引はしないほうがいいです。完全に博打です。
個人的な意見にはなりますが、もし、もっともっと本格的にFXにのめり込みたくなったら、MACDやエリオット波動あたりは知っておいた方が良いですね。
ですが、忘れないようにしてください、目的はマイルです。
欲が出て胃がキュルキュルなる経験もしましたが、来年マイル特典航空券で6人でハワイへ行くことができてます(笑)
損失はたかだか2万円(もう少し待てば0円になる予定)です(笑)
以上、こちらの記事の補足でした。